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開発日記  >>  気が向いたときに、開発者が渡辺がつれづれ書きます。


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2008.04.02
■これからの開発者のあり方
日記がまたしばらく空きまして、すみません。こんにちわ、賢悟です。
あまり渡辺という苗字が好きではないので、これからは名前でいこうかと思います。

さて、この間に色々動きがありまして、それで感じることも多かったものですから、
ちょっと簡単に触れたいと思います。「開発者」のあり方についてつれづれです。

数ヶ月前、Adobe After Effectsのプラグイン開発に足を踏み入れました。
さて僕の開発範囲というと、スタンドアローンアプリのみでしたから、これは挑戦です。
Production I.G.さんからのお願いで始めたのですが、思った以上の動きがありました。

あらかじめ言っておくと僕のもっている技術など、
「開発のプロ」というにはおこがましい程度の基礎部分のみです。
ですが、それでも業界の人は喜んでくれました。色々要望が生まれたのです。

もともとアニメやゲームに関わりたかった僕にとってはたまらない喜びです。
挫折した後、業界を慕いながらも、傍らで画像処理を頑張ってきた甲斐がありました。

表現者を助ける人間になりたい。


そういい続けて7年。
ようやくその思いが伝わりはじめたような気がします。


…さて、一方で開発の価値について、深く考えさせられました。
プラグインは現在β公開中ですが、使用場所はビジネスシーン。
「ゆめいろ」のときとは性質が異なります。

では…僕の開発物はどれくらいの価値をもっているんだろうか?
どれほどの値段をつけていいのだろうか?と悩みます。

そう、僕も含め、開発に携わる人間は、自分達のできることの価値を知らなさ過ぎます。
結構すごいことをしているんだと思うんです。
でも日本の開発者はあまりハッピーではない、それが実情だと思います。

100%動作することが当たり前と思われ、
仕様通りなのに、クライアントにとって都合の悪い挙動を示すと、「バグ」扱い、
また、意に沿わなかったら、サポートという名のバージョンアップを迫られる…

開発者はなんでも作ってくれる人、都合の悪いときは対応してくれる人、ではありません。


この悪い連鎖はもう辞めにしたい。
僕はこれが合わなくて、身体を壊して今でも苦しんでいますから。


値段設定と要望・対応―
このバランスが今の課題です。

僕に限って言えば、あまり高いお金を取ろうと思っていません。
代わりに使っていただく方々にも、もっとソフト開発のこと、そして開発者のことを知ってほしい。
その上で、ハッピーな価格設定と、適度なサポートで互いの感謝の気持ちで繋がりたい。
そんな良いパートナーシップを持つ開発者でありたい。それが僕の夢です。


「アマちゃんの考え」といわれるかと思いますが、
これが開発者渡辺賢悟そのものです。
そしていずれ、開発者=クリエイターであることをしらしめたい、と考えています。


2008.01.18
■「著作権」って難しい
ご無沙汰しておりました、渡辺です。
実はこの開発日記を読まれている方がいらっしゃることを知って、
あまりの放置っぷりに自省しまくりです。
ちょっと書きたいことができたので、久々の日記です。

某巨大掲示板の某スレッドでテンプレに「ゆめいろ」を取り扱ってもらってまして、
いつのまにやら、いつもお世話になっております…な作者です。

とはいえ…私はとにかく最新情報などに疎い人間なので、
久しく閲覧していませんでした。
しかし今日、突然大学での教え子に「見ろ」といわれました。
なんだなんだ、と思って読んでみると、なんと「ゆめいろ」が話題に。
「あ、なんか嬉しい!」と思う一方で書いてある内容に興味が。

それは「ゆめいろ」を取り巻く権利のことでした。
あれれ…自分、そんなこといってたかな〜?と思い、
改めて利用規約を読み返してみたのです。


…。

…あぁ、これは誤解されるわ(泣)

ごめんなさいm(_ _)m

という流れで、日記上でなんですけど(苦笑)、
こんな利用規約になった理由を書きたいと思います。
長文ですが、結論は後のほうに。


-----
さて、時は4年前、ゆめいろの公開当時。
最初は、こんな変な利用規約にはなっていませんでした。
まだ使ってくださる方も少なかったので、それで済んでいましたし。

その後、vectorさんでレビューで取り上げていただき、
少し知られるようになってから事情が変わってきました。
雑誌に取り上げていただけたり、パソコン教室や学校で利用してもらえたり…
お礼のメールなんかももらえたりして、すごい充実感だったのを憶えています。
作った人間としてはとても嬉しいことだったんですが、困ったこともおきました。

私に無断でパソコン教室で利用してお金を取ったり、
ゆめいろの利用マニュアルを勝手に作って有料講習に用いたり、
そんな事例を散見するようになりました。
(もちろんご連絡いただけている方は、快諾しております)

使ってもらえているんで、確かに嬉しいんですが、
"勝手に"商売に利用されるのは困ります。

マニュアルづくりの数千倍手間をかけて作ったソフトを無断で使われた上、
お金のネタにしかされていないのが悲しかった、悔しかったのです。
先方としては、良い講習にするために選んでくれたのでしょうが、
やっぱり連絡をして欲しかった。

フリーソフト作家だって、単に無料ソフトを出しているわけじゃないです。
満足感や、ユーザの皆さんの声、外部実績の積み上げといった、
なにかしらの無形の報酬を受け取れるから、続けていける世界だと思うのです。


そこで、この状況に歯止めをかけるために、
当時、利用規約を変更したのでした。

今は少し考え方が変わってきて、あまりうるさいこと言わないようになりましたが、
作った当初としては、やっぱりよほど悔しかったんでしょうね(自分のことですが)


ここまでが利用規約が出来上がる流れでした。
ただ、この書き方が悪かったのですね…。

ここからがある種本題。
この利用規約、ひどいもので、

利用規約の【著作権】に、
「ゆめいろに関わるすべての権利はすべて作者に〜」とあり、
【利用について】に、
「商用利用には必ず連絡が必要」とあったため、


「え、描いた絵も作者のものなの?」
「これじゃ描いた絵を活用できないじゃん」


ご、ごめんなさいッ!ち、ち、違いますッ!
なんと傲慢な作者……!



ユーザさんが描いた絵は、原則ユーザさんのものです。
ですから描かれた絵に関しては、自由に使ってもらって結構です。
商用利用もOKです。
ただ、連絡してもらえると、すごく嬉しいです。


というわけで、あまりに書き方が悪く誤解を与えていたので、
「利用規約」を改訂しました。


これからも「ゆめいろ」を愛していただきたいなぁ、と思いますので
せめてもの心づくしと思っていただければ幸いです。


一方で、これからシェアウェア展開とかも考えてます。
そのときは、商用利用時はシェアウェアを原則購入とさせていただくかもしれませんが、
ご協力いただければと思います。
まぁ、まだ先の話ですので、フリーで思う存分利用してください。


あ、利用規約改訂ついでに、ゆめいろアップデートしておきました(ついでかよ)


2007.05.23
■ゆめいろver1.32と近況
数日前になりますが「ゆめいろのえのぐver1.32」を公開しました。
線画取込系の機能を実装したわけですが、これでver1.20の頃までに
皆様からいただいていた要望の多くを実装することができました。
(レイヤーなど、コンセプトからずれるものは入れていませんけど)
ゆめいろはここでひと段落、と言った感じです。

次は、大学の研究員として開発しているいくつかのプログラムから
面白い要素を抽出して、ご紹介できれば…と考えています。
まぁ、私は2D画像処理の人間なので、結局ペイント系なのですけど(笑)

デッサン学習支援ツールとか…
顔表情認識プログラムとか…

色々面白いタネを芽吹かせたいところです。

2007.02.23
■久々の日記と、今後のこと
お久しぶりです、渡辺です。
以前の会社を6月に退職してから、半年あまりが経過しました。
今は、母校の大学に戻って、研究のお手伝いをしています。
いまだなかなか復調できないでおりますが、なんとか生きております。

今日は、都合上公開していなかった「ゆめいろのえのぐver1.30」を
公開することにしました。少しでもお役に立てばと思います。

さて、今後の予定について……体調次第ではありますが、
ゆめいろの新バージョンや、他のアプリケーションの開発を構想しています。
Vistaへの対応など、なかなか頭の痛いことが多いのですけど、
マイペースにやっていきたいとおもいます。

あぁ、絵を描いたり、本を読んだりもしたいなぁ。

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